今年は4月に入ってからも、東京周辺では桜の花見を楽しむことができました。TVでは、定番の千鳥ヶ淵や上野公園の混雑した様子を写しているばかりでした。そこで、どこか混雑なしに桜を眺められる場所はないかと考え、向かった先が都立水元公園です。






東京都立水元公園のサクラ
東京都葛飾区にある水元公園は、敷地面積 96.3 ヘクタール(東京ドーム20.6個分)の広大な敷地内のポプラ並木やメタセコイアの林、公園外縁の道路脇の土堤「水元さくら土堤」の桜並木や、はなしょうぶ園などが有名です。桜の木は、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラ、サトザクラなどが園内に400本弱、さくら土堤には約530本植えられているそうです。
私が出かけたのは4月10日、桜の満開は過ぎていたものの、まだまだ見頃でした。やや曇りがちの昼時、平日でしたので人はまばらながら、さくら土堤の下にはテントを張ったり、シートを敷き花見を楽しむ人もいました。私はお散歩をかねた花見でしたので、公園内のあちこちの桜を眺めながら、あまり長居することなく美味しい昼食を食べられるお店探しに向かってしまいました。4月末の今考えると、お弁当とお酒でも持って、じっくり花見を楽しまなかったのが悔やまれます。
水元公園|公園へ行こう!
埼玉県営みさと公園のサクラ
埼玉県営みさと公園は、大きな池を挟んで水元公園の対岸の三郷市にあります。水元公園と比べるとやや小ぶりですが、16.9ヘクタール(東京ドーム3.6個分)の園内には、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、オオシマサクラなど約400本の桜が植えられているそうです。今回は水元公園側から池越しに眺めただけでしたが、いい感じでした。
埼玉県営 みさと公園・吉川公園
二つの公園が取り囲む大きな池
水元公園とみさと公園の間にあるのが、「小合溜(こあいため)」(「小合溜井(こあいためい)」)という、魚釣りもできる大きな溜池です。池の対岸から眺める景色は何ともいえない風情があり、池越しに写真撮影する人々もいました。
この溜池には橋が架かっていないため、池の両端まで行かないと対岸の公園に渡れないのは、不便でもあり残念でもありました。もっとも池の水面と公園敷地とにはさほど高低差がないので、橋を架けるのは難しそうです。ならば渡し船やボートなどで双方の公園を行き来できると楽しさ倍増だろうと思いましたが、池に浮かぶボートは見あたりませんでした。
帰宅してから調べたところ、期間限定でボートが運行されていることがわかりました。本年・2025(令和7)年は4月5日(土)から6月15日(日)までの土日(22日間)限定だそうです。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
水元小合溜におけるレンタルボート実証事業|葛飾区公式サイト

豆知識~東京都と隣接県の境界線
東京都と埼玉県との境界は、水元とみさとの両公園の間にあります。ですが葛飾区と三郷市との主張が一致していないため、境界線は確定していません。葛飾区側は江戸時代から小合溜全体は葛飾区に帰属していると主張し、三郷市側は河川と同様に小合溜井の中央が境界であると主張しております。よって国土地理院の地図では境界線は途切れています。
また東京都と千葉県との境界にも未確定の場所が二箇所あります。いずれも江戸川河口付近で、東京都の江戸川区と千葉県市川市、江戸川区と浦安市との間の境界が一部確定していません。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
東京にも領土問題 千葉・埼玉との境界が未確定 – 日本経済新聞
水元公園への主な公共交通機関
水元公園の最寄り駅はJR線なら金町駅です。バスに乗り公園近くのバス停から少し歩きます(公園には有料の駐車場があります)。
(京成バス)
・JR常磐線金町駅南口・京成電鉄京成金町駅より金61系統「戸ヶ崎操車場行」「八潮駅南口行」かJR金町駅北口より金62系統「西水元三丁目行」「大場川水門行」で「水元公園」バス停下車、徒歩約7分
・つくばエクスプレス八潮駅南口から金61系統「金町駅」行きで「水元公園」バス停下車、徒歩約7分か「大場川」バス停下車、徒歩約4分 など
おわりに
水元公園には、テニス、サッカー、ボルダリングなどのスポーツ施設、BBQ広場、バードウォッチングのサンクチュアリーなども設置されています。サクラだけでなく初夏の若葉や秋の紅葉など、公園内の樹木の色づきや咲き誇る花々など、見どころはたくさんあります。またみさと公園には木造遊具、アスレチック施設、BBQ広場、ジョギングコースなどが設置されていて、1日中家族で楽しめる公園として知られています。
どちらの公園も一年を通して楽しむことができますので、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

