京成立石|のんべいの聖地は再開発まっただ中!!

再開発

京成立石駅と再開発計画
 BS-TBSの酒場放浪記をはじめ、呑み屋さん紹介番組に度々登場する京成押上線の立石駅。「せんべろの聖地」「のんべいの聖地」などと呼ばれる街ですが、駅の北側は再開発が進行中また駅南側の東地区、西地区にも再開発計画があるそうです。
 そんな立石の呑み屋街の様子が気になり、2025年5月のGW明けに、出かけました。

立石駅北側の現状
 京成立石駅の線路北側の再開発地区では、「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」という事業名と高層マンションやオフィスなどの「近代的」街並みが描かれた計画図面を掲示したフェンスに囲まれていました。フェンスの内側には入れませんが、隙間から覗くと、住宅、レストラン、呑み屋さん、商業施設などは移転し道路も廃止された街区の跡地で、クレーンや重機が稼働し工事が進められているのがわかります。

どこの街も同じだとつまらない
 東京都心に限らず日本全国の大きな街では、駅前高層化の動きは止まりません。再開発事業により、立て込んだ木造家屋や入り組んだ狭い路地などを解消して防災機能を向上させたり、土地を高度利用して都市生活に必要な施設を充実させるなど。このような目的を否定する訳ではありませんが、どこへ行っても、どの駅を降りても、同じような街ばかりになるとガッカリしてしまいます
 昭和の雰囲気も味わえる再開発であれば良いのですが……

線路北側・ありし日の「呑んべ横丁」
 線路北側の再開発地区内には、かつて「呑んべ横丁」という呑み屋さんが軒を連ねる細い路地がありました。しかし今は線路のすぐ北側には、再開発地区隣接地に数軒飲食店がある位で、昭和レトロの香りはもうありません。今となっては、あの風景が消える前にもっと「呑んべ横丁」を徘徊しておけば良かったと……、「後悔 あとをたたず」ってとこです。(写真は2022年年末に撮影)

改修中の京成立石駅
 京成押上線では現在「鉄道連続立体交差化事業」に係る工事が行われています。再開発事業とは別の事業ですが、葛飾区のホームページによれば、立石駅の両隣の四ツ木駅~青砥駅間の約2.6km(事業区間2.2km)の線路を高架化、踏切を解消して交通安全や道路通行の円滑化、線路で分断された市街地の一体化などにより、生活環境の改善、高架下空間の有効活用を図る、というものです。
  京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業|葛飾区公式サイト
 この事業に伴い、立石駅では線路の高架化に向け改修工事が進行中。橋上の駅舎、改札口は廃止され、上り線の改札は地下へ、下り線は青砥駅側へ移されていました。事情を知らない私は、二階改札への階段位置に合わせて下り線の中ほどの車両に乗車。立石駅に着くと二階への階段は閉鎖されていて、改札がどこに移ったかすぐには解らず、面食らってしまいました。
 京成押上線・高架化工事の歴史について詳しいサイトを見ると、当初は2001年度から2012年度までの12年間の予定だったのが、用地取得が難航し、やむを得ず完成を10年間延長し2022年度とする都市計画変更が行われました。その後も用地取得や建物の移転に手間取ったため、現時点では2030年度完成予定となっています。線路の高架化工事がいつまでも続くのはいただけませんが、間違いなく駅南側の再開発計画にも影響があるはずです。「のんべいの聖地」を愛する者には、目が離せない事業です。
京成押上線京成立石駅付近高架化工事(2024年10月15日取材) – Reports for the future ~未来へのレポート~

まとめ
 京成押上線の立石駅は各駅停車の駅ながら、都営地下鉄浅草線、京浜急行線、北総開発鉄道線が相互乗り入れし、千葉県の成田空港から東京都の下町エリアを経由し、羽田空港や神奈川県の三浦半島までつながる、非常に利便性の高い駅です。それゆえ(国全体では人口減少、高齢化が進むなか、)東京への一極集中の波が都心から副都心へ、さらにここ葛飾区立石にも及び、再開発や線路高架化事業が進められているわけです。やがて駅の南側でも再開発が始まるようですが、その後の立石が、いつまでも下町らしい雰囲気を感じられる街、「のんべいの聖地」であり続けてほしいと思います。

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