阪神・淡路大震災から30年、東日本大震災から14年。昨年は能登半島で、本年3月末にミヤンマーで大地震が発生。国内外で大規模な山林火災が続発するなど、災害の発生が後を絶ちません。
災害発生時に誰もが気になるのは、家族や友人など身近な人の安否。大企業や役所は危機管理の一環で災害時の緊急連絡サービスを契約するとも聞きますが、個人の場合はどうしたら良いのか!?
災害発生時の安否確認ツールとして、公衆電話が役立つことが新聞やTVなどでも報道されています。そこで今回は、様々な公的機関等のHPを参考にして、公衆電話がスムーズにつながる仕組みや活用法などを紹介します。なお詳細は総務省、NHK、NTTなどのHPをご覧ください。
災害時には 固定電話や携帯電話がつながりにくくなります!
大地震などが発生すると、たくさんの人の安否確認により通話数が平常時の数十倍になるそうです。固定電話や携帯電話の通信施設が被災していなくても、電話回線等の処理能力を超えると、携帯電話や固定電話で被災地から又は被災地への通信が規制対象にされることがあります。
公衆電話は災害時の優先電話としてつながりやすい、けれども台数は減少

「災害時優先電話」は、災害等の場合に制限を受けずに発信や接続ができます。NTTが設置する公衆電話は災害時優先電話と同様の扱いとなり、通常の電話よりもつながりやすくなっています。
公衆電話に関わる電力は電話線から供給されるため、電話局の建物や電話線が被災していなければ停電の時でも通話ができます。その一方、携帯電話の普及とともに、街中で公衆電話を見かけることが少なくなりました。公衆電話は撤去され続け、2000年3月末の約73万5千台から2024年3月末には約11万台へと減少しています。このため身近な場所に必ず公衆電話があるとは限りません。災害時有線電話と公衆電話数の詳細は下記ホームページをご覧ください。
(災害時優先電話:総務省HP)
総務省|安全・信頼性の向上|災害時優先通信
(公衆電話設置の推移:ガベージニュースのHP)
公衆電話総数は約11.0万台…公衆電話の設置数推移(最新) – ガベージニュース
身近のどこに公衆電話が設置されているか調べておきましょう
災害時につながりやすい公衆電話が、自宅周辺や日常の行動エリアのどこにあるのかを、知っておくことは大切なことです。 皆さんはNTT東日本、NTT西日本両社のHPで、全国の公衆電話の設置場所を地図で見られるのをご存じですか? 両社のHPで「公衆電話 設置場所検索」をクリックし、都道府県名、住所、郵便番号、駅名、施設名などを入力すると、地図上に表示されます。
一度試してみては如何でしょうか!?
(NTT東日本・NTT西日本による公衆電話の設置場所)
公衆電話 設置場所検索 | 公衆電話インフォメーション | NTT東日本
【NTT西日本】公衆電話 設置場所検索 – 公衆電話情報(個人のお客様向け)
下記URLをクリックすると、NTT東日本HPで検索した公衆電話の設置場所が表示されます。
(地図表示の事例: 東京都台東区谷中付近)
https://publictelephone.ntt-east.co.jp/ptd/map/guidemap/128606410_503168460
公衆電話のかけ方~スマホ世代も含め家族全員、おさらいしましょう
携帯電話の登場前に青春時代を過ごした世代は、公衆電話にロマンチックな想い出があるかもしれません。ですが最近は使ったこともなく、昔と同じかけ方かわらないのではありませんか?
一方スマホ世代のお子さんたちは、公衆電話を見たことがない、使ったことがない、使い方がわからない、という方も珍しくないそうです。
今や公衆電話は身近な存在とはいえません。それでも誰もがいつ発生するかわからない災害への備えとして、様々な連絡手段の一つとして公衆電話を使いこなせるようにしておきたいものです。
下図にあるようにかけ方は簡単ですが、小銭かテレホンカードがないと使えません。このようなことも含め、スマホ世代だけでなく家族全員が、ふだん使い慣れない公衆電話の使い方をチェックしておくことはとても大切なことです。

まとめ
今回は、災害発生に対する日頃の備えの一つとして、被災地とスムーズに安否確認するための公衆電話の活用に関して、
・公衆電話がつながりやすい仕組み ・公衆電話機の設置場所 ・公衆電話の使い方
などを 紹介しました。
公衆電話の設置台数は減っていますので、次回は、そのほかに通信会社が提供している「災害通信ダイヤル」「災害伝言板」などの利用方法について紹介したいと思います。

