2024年11月の栃木県足利市ブラあるきの、グルメ編です。「グルメスポット」をたくさん紹介しようと意気込みましたが、結果的には麺類のお店ばかりになりました。どこも美味しかったので、また行きたいです。



1 織姫山の蕎麦の名店・蕎遊庵(きょうゆうあん)~お蕎麦も景色も秀逸
まずは日本蕎麦の名店です。蕎遊庵は、織姫山に立つ足利織姫神社本殿へと続く229段の階段の参道「男坂」のゴール直前にあります。蕎麦の味も勿論ですが、窓からの眺めも秀逸と云われています。営業開始の午前11時の数分後に到着、無事に入店することができました。外観は狭そうですが、テーブル席は4人×2、小上がりの座卓は4人×6、6人×1もありました。
店内は古民家造りの落ち着いた雰囲気で、至る所に額縁に入った書画や年季のいった蕎麦道具などが飾られていました。店の東側と南側はガラス窓で、足利市街地の景色を楽しむことができます。これもごちそうですね(詳細は「食べログ」蕎遊庵のページの写真をご覧ください)。



蕎麦は更科粉十割の「さらしな生一本」(¥800)が有名なようですが、この日は季節の変わり目らしく、「鴨汁そば」(¥1400)を注文。スライスした鴨と仄かに柚子の香りがする濃い目の温かい汁に冷たいお蕎麦を少しつけ、ズルズルと音を たてながらいただきました。お蕎麦を食べ終わった後は、残ったお汁に葱を加え蕎麦湯で体を温める、これも蕎麦っ喰いには楽しみなルーティンです。この時小さな感動が一つ。蕎麦湯の桶の下に五円玉=「御縁玉」が置かれているのを発見、粋な演出です。



お酒を呑めないのは残念でした
蕎麦は美味しい、窓からの眺めもよい蕎遊庵ですが、残念なことを一つ書き残します。それは、蕎遊庵ではお酒を出していないこと。老舗のお蕎麦屋さんでは、蕎麦が出されるまでのわずかな時間を「蕎麦前=お酒」をいただきながら待つのが当然の作法と思っていました。ですが、誰もお酒を吞んでいないので店員さんに伺うと、お酒は出していないとのこと。帰宅して蕎遊庵のホームページを見ると、確かに「おしながき」の項目には「お飲み物の提供は行っていません」とありました。私が見た「食べログ」には、ビールや日本酒の写真が掲載されています。過去の投稿と気づかなかった私がそそっかしいのでしょうか?「いけませんね~」
〈喬遊庵〉 https://www.kyouyuuan.com/
栃木県足利市西宮町2549 ☎ 02484-24-6818
営業時間は11時~13時 定休日は火曜日。
店内は禁煙 支払いは現金のみ
2 足利麺 ~ついつい頼んでしまう「ひもかわ麺」、テイクアウトもあります
ラーメン店「足利麺」は、「ひもかわラーメン」という驚くほど幅の広い麺で有名なお店です。最寄り駅は、東武伊勢崎線足利市駅から一駅目の東武和泉駅という無人駅。伊勢崎線にはコストダウンのため何駅も無人駅があるそうです。乗車時間はわずか3分ほどですが、日中の運行は30~50分に一本程度、しかも駅からは徒歩で約15分ほどかかります。一方足利市駅からお店までは徒歩ルートで約2km、所要時間は30分程度のため、次の電車の時間によっては徒歩でいく手もあると判断。一日平均1万歩をめざす私は、「蕎遊庵」の後の「足利麺」へは、迷うことなく徒歩で向かいました。
店の営業開始は、午前11時30分。ネットの口コミによると、店舗前の広い駐車場も遠来の自動車で一杯になるとのことでした。昼休みにはたちまち満員になり、順番待ちの行列もできるとか。

ア)店内の様子
店内の席数はテーブルは4人用が17、2人用が1、カウンターが5席、座敷に4~6人用食卓が4。お水とおしぼりはセルフサービスで、給水機は入口正面に、おしぼりタオル用の温蔵庫はテーブル席の奥に設置されています。
今回はお蕎麦屋さんでアルコールをいただけなかったので、まず瓶ビールを注文。ビールは大瓶が600円、うれしいお値段です。餃子も頼もうと思ったら、店員さんから「混んでいるので少し時間がかかります」「冷やしトマトなら、切るだけなので早いです」と正直な助言、それに従いました。素朴なやりとりでしたが何だか楽しくなりました。
ビールを半分ほど開けた時点でラーメンを注文。麺は手打ち、細、超幅広のひもかわの三種から選べて、どれでも値段は同じ。大盛もプラス100円と格安です。人気メニューは「から揚げラーメン」(¥1000)だそうですが、私はシンプルに「ひもかわラーメン」(¥700)を注文。餃子の皮を広げたような麺の幅は13cmほどだそうですが、麺の食感はモチモチで、あっさりした醤油味とマッチし、たいへん美味しくいただきました。食品の値上りが著しい昨今ながら、献立にあるようにこのお店は大変リーズナブルな気がします。



イ)テイクアウト
テイクアウト用に、醤油味スープ付き生麺がプラスチックケース入りで売られていました。
麺は手打ち、細、ひもかわの三種類を製造しているそうですが、いつも全品揃っているわけではないようです。食事をせずに生麺のみを求めに来店するお客さんもいて、それなりの人気商品と思われます。私は迷うことなく、ひもかわの生めんを購入。ただ調理する段階で困ったのは、ラベルに「ゆで時間:約2~3分(お好みの固さにゆでて~)」とありましたが、それ以上は細かな説明書は同封されておりませんでした。

本場栃木で手に入れたひもかわの生麺。できるだけおいしく食べたいので、思い切ってお店に電話しました。 教えてもらった茹で方のポイントは、以下のとおりです。
①茹でる前に麺を薄く延ばす ②大きな鍋にたっぷりのお湯で茹でる
③麺の中ほどを箸で掬い上げようとして、麺が滑り落ちるようならまだ固い
④茹で過ぎも宜しくないので、まず1~2分茹で掬い上げられるか試してみる
(大鍋で茹でるお店と違い、家庭の鍋での最適な茹で時間を伝えるの難しいとのこと)
足利麺のホームぺージに、生めんの調理法が載せてあるとうれしいのですが、残念ながらほとんど更新されていないようです。因みに商品紹介・メニューの記事中の価格は、ひと昔前の消費税5%時代の税込らしき金額なので、注意が必要です。消費税改定や物価上昇等により、その後3割~6割位は値上げしているようですが、それでも値上げが進む昨今、割安に思えます。
〈足利麺〉www.ashimen.co.jp
栃木県足利市堀込町2540 ☎02484-72-1277
昼の営業時間は11:30 – 15:00 月曜定休
全席禁煙、支払いは現金のみ
3 麵屋つるる ~さっぱり美味しいちぢれ麺
食べログを検索し、史跡足利学校のほど近く(東方5~6分の場所)に、コッテリ系ではない、高評価のラーメン店を発見。早速向かってみると、午後2時過ぎにも関わらず6人ほどが順番待ち。人気店の証でしょう。注文したのは醤油ラーメン(880円)中太のちじれ麺で、おいしかったです。この店も大盛の価格はプラス100円、足利って物価安そうでいいですね!
(以上は別行動した友人推薦の情報です)


〈麵屋つるる〉栃木県足利市大町7-19 ☎0284-55-5882
午前11時~午後3時、定休日は月曜、第1・3・5火曜
4 足利の蕎麦の名店~いつか行きたい二軒です
今回は立ち寄れなかったお蕎麦屋さんで、いつか行ってみたいと思った二店です。
ア)めん割烹 なか川
鑁阿寺の南門手前の石畳の大日大門通り(写真)の左側に、「人間だもの」で有名な地元出身の書家・詩人の相田みつを氏縁りのお店があります。昭和20年代、相田みつをの不遇時代、足利市内の高級旅館に作品を持ち込んでも全く理解されなかったなか、作品を購入し飲食の世話もしていたのが「めん割烹 なか川」の前身「旅館 なか川」の女将だそうです。その縁で、店内のあちこちに相田作品が飾られています。相田の好物・甘露煮をつまみに、銘酒と蕎麦を楽しむのが定番とか。



〈めん割烹 なか川〉 http:/www.soba.info
栃木県足利市通2-2659 ☎0284-41-2322
営業時間:11:00 – 15:00 / 18:30 – 21:30 定休日は火曜日

イ)足利一茶庵本店(あしかがいっさあん ほんてん)
足利市役所近くにある、友蕎子、蕎麦聖などと呼ばれる片倉康夫氏が新宿から移り大正十五年に開業した老舗蕎麦店で、全国の一茶庵系そば店の総本山です。
〈足利一茶庵本店〉www.issa-an.co.jp
栃木県足利市柳原町862
☎︎0284-40-3188
営業時間:11:30~14:00 (売切れ次第閉店)
定休日は水曜日

